2026/01/21 14:54

子供の頃、
母と一緒に箱を開け、
白い和紙に包まれたお雛様をそっと取り出した日のことを、そして私以上に嬉しそうな父と母の顔を、今でもふと思い出します。
畳の部屋に赤い布を敷き、
小さな道具をひとつずつ並べていく時間。
まだ春には遠い冷たい空気のなかで、
家の中だけが少しずつ、あたたかな季節へと変わっていく。
お雛様とは、
私にとって「春を迎える準備の記憶」そのものだったのかもしれません。
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春を迎える支度は、
静かで、やさしいものから始まります。
桃の花がほころぶ少し前、
まだ空気に冷たさが残るころ。
家のなかに、ほんのりと春の兆しを迎え入れる。
TSUNEのお雛様は、
そんな「季節を迎える心」をかたちにしたものです。
ガラスの艶、陶器の温度、
光を受けて生まれるやわらかな陰影。
華やかさを競うのではなく、
暮らしの景色にすっと溶け込みながら、
見るたびに心がほどける存在でありたいと願っています。
今回ご紹介するのは、
ガラスのお雛様と、それに寄り添う小さな陶器のぼんぼり。
手のひらに収まるほどの大きさでありながら、
そこに添えるだけで、空間の空気がふっと和らぎます。
灯りをともさなくても、
「光を想像させるかたち」が、
春の夜の静けさを語りかけてくれるようです。
節句のためだけに飾るのではなく、
春のあいだ、あるいは一年を通して。
オブジェとして、しつらえとして、
暮らしのなかに自然に居場所を見つけてくれる。
それがTSUNEの提案する季節の迎え方です。
旅のあとに、
忙しさのあとに、
家へ戻り、静かに整えるひととき。
その時間に寄り添うものを、
ひとつずつ選び取るように。
BASEオンラインストアでは、
TSUNEのお雛様とともに、
季節のしつらえに寄り添うアイテムをご紹介しています。
画面の向こうにある暮らしを思い描きながら、
どうぞゆっくりとご覧ください。
春は、もうすぐそこまで来ています。
ぜひお楽しみくださいませ。
田中恒子
